日本酒スイーツで若者狙え 京都の酒造会社


8月21日15時29分配信 京都新聞

 京都の酒造会社が日本酒を取り入れた洋菓子の開発に力を入れ始めた。日本酒離れが進む若者や女性をターゲットに、日本酒の香りを生かしたフローズンヨーグルトや酒かすを使ったケーキなどを生み出した。洋菓子材料としての新たな販路を開拓するとともに日本酒に気軽に親しむきっかけづくりを目指している。
 北川本家(京都市伏見区)は、米国発のフローズンヨーグルト専門店「スノーラ京都店」(中京区)と手を組み、日本酒や梅酒を使ったフローズンヨーグルト作りを進めている。7月末に同店で試食会を開き、大吟醸酒や八ッ橋味の梅酒など8種類の酒と、マンゴーやザクロなど5種類のフローズンヨーグルトの組み合わせを試した。
 近く商品化する計画で、田島善史製造部長は「日本酒の需要は右肩下がり。何とか若い人たちに日本酒に触れてもらう機会をつくりたい」と話す。
 ハクレイ酒造(宮津市)はこのほど、酒かすを使ったチーズケーキやゆず酒のシロップを塗ったロールケーキなど4種類の洋菓子を発売した。本社の精米所を改築して7月に開設したカフェで提供し、観光客向けに持ち帰りにも対応している。「一見ミスマッチのようだが、酒造りの副産物の恵みを生かした洋菓子をぜひ試してほしい」(総務課)と力を込める。
 山本本家(京都市伏見区)では日本酒味のソフトクリームが人気という。黄桜(同)も酒かすを使ったロールケーキを神戸の洋菓子職人と共同開発し、販売を始めた。各社とも女性だけでなく若い男性にも人気の洋菓子を通じて日本酒の魅力をアピールしている。


個人の意見

>山本本家(京都市伏見区)では日本酒味のソフトクリームが人気

 蔵開きなどのイベントで酒粕アイスや、酒粕ソフトは定番ですね。
日本酒味のソフトは、清酒を入れているのかな。