外来魚駆除:瑞浪のため池


毎日新聞 11月10日(水)11時48分配信

 瑞浪市の段洞下ため池で9日、池の水を抜いて外来魚の駆除が行われた。在来種のコイやフナを守り、生態系を維持することが目的で、14年ぶりに実施した。外来種は14~50センチのブラックバス296匹と、ウシガエルとオタマジャクシが捕獲されたが、ブルーギルなどほかの外来魚は確認されなかった。
 ため池の管理者と同市、東濃農林事務所から約20人が参加した。前もって水深1メートルほどに水位を下げており、池の栓を抜いてさらに水位を下げた。投網や大きなタモですくい上げたり、ボートを出して魚などを捕獲。在来種の魚は体長1メートルほどの巨大コイ2匹や、丸々と太ったヘラブナ90匹、メダカ12匹を確認。タニシやヤゴなどの生物も確認された。
 在来魚は、ため池の上にある別の池に移された。ため池を乾燥した上で改めて注水した後、戻される。外来魚は周辺の土地に埋められた。外来魚は釣り人らに持ち込まれたとみられ、土岐川観察館(多治見市)の宮島弘佳館長は「人間が外来魚を持ち込んで作った環境が(在来種にとって)一番ダメージが大きい。これから防除対策をどうするのかが問題です」と、心無い人たちの行為を嘆いていた。【小林哲夫

11月10日朝刊

個人の意見

>14年ぶりに実施

外来種は14~50センチのブラックバス296匹と
ブルーギルなどほかの外来魚は確認されなかった。
>1メートルほどの巨大コイ2匹や
丸々と太ったヘラブナ90匹、メダカ12匹を確認。
>タニシやヤゴなどの生物も確認

 ブラックバスが一番多い、ということが言いたいのかな。