日焼けが“デキるビジネスマン”の象徴?


web R25 11月12日(金)10時5分配信
サラリーマン生活を卒業して早半年。日本にいたころは毎日のように終電まで働いていたもので、洋服の買い物など私用は週末にまとめて済ますしかありませんでした。ただ、ドイツでは、そんな生活は通用しません。なぜなら、ドイツでは労働者の権利や休息を大事にする風潮があり、ほとんどのショップが日曜日にはお休みだからです。今回はドイツ在住の日本人に聞いた、驚きのドイツ人の働き方をご紹介します!

夕方にドイツの公園を訪れると、中年男性がこぞって芝生でリラックス…そんな光景を目にします。しかも季節はすでに秋なのに、上半身裸で寝そべっている。聞くところによると、ヨーロッパ圏では"日焼けしていることがステータス"であり、とくに日照時間が短い北欧にその傾向が強いんだとか。こんがりと日に焼けているということは、お金の面でもバカンスに出かける余裕があり、時間を有意義に使える人と見なされるんでしょうね。

ドイツで働く日本人の方に話を聞くと、彼の同僚たちは平日16時ごろから帰り始め、18時にはオフィスに誰もいなくなるらしいのです。さらに金曜日にもなると14時ごろに帰ってしまう猛者もいるとか…。

また、あるとき、彼のドイツ人の上司が朝6時からミーティングを設定したそうなんです。自宅からの交通手段がなかった彼は、会社近くに泊まって出社。翌朝、早朝ミーティングの理由を尋ねると、上司の答えは「今日は14時には帰らなくてはならないんだ。妻とスパゲティを食べる約束があってね」。…開いた口がふさがらなかったそうです…。

ドイツ人の年間有給休暇の日数は30日間で、多くの人はそれとは別に平均3週間の夏休みを取得するようです。もちろん仕事に責任は持つものの、自分たちの権利である休みもきちんと取る。稼ぐことよりも、こうしたプライベートの時間をきちんと取り、家族と過ごす時間を大切にするのがドイツ人流の働き方だそうです。

日本では仕事の虫だった僕も、帰国後は夕方から日焼けして、お昼に妻とパスタを食べに帰宅する、そんな男を目指そうかなぁ。
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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個人の意見

 「日焼けは、サラリーマンの大敵」というのも、過去の話になるか。