<ウチダザリガニ>捕獲10万匹超


毎日新聞 12月21日(火)22時44分配信

 北海道洞爺湖で今年度、生態系を乱す恐れのある特定外来生物ウチダザリガニ」の捕獲数が10万匹を超えたことが20日、洞爺湖壮瞥両町と関係団体で作る「洞爺湖生物多様性保全協議会」の臨時総会で報告された。昨年度(4万3000匹)の約2.3倍で、両町が駆除に当たる臨時職員を2人から6人に増員したことなどが功を奏したとみられる。

 洞爺湖ウチダザリガニが発見されたのは05年。繁殖力が強く、在来生物を駆逐する恐れがあるため、昨年度からカゴを仕掛けるなどの本格的な捕獲が始まっていた。

 また、生息域の調査では、温泉街を挟んだ東西9キロの範囲内にとどまり、湖全域には拡大していないことが確認された。しかし生息範囲の西端では密度の増加がみられており、協議会メンバーの吉田剛司・酪農学園大准教授は「継続的な駆除の仕組み作りが早急に求められる」と指摘した。【新庄順一】

個人の意見

 ザリガニの収穫量が少なくなったと言っているところもあれば、こうして高級ザリガニの駆除に困っている土地もあります。

 身近なところで、ザリガニ駆除に困っている釣り場などは、各桟橋に「ザリガニ桶」を用意しておけば、釣り人が入れてくれるかも知れないな~と思ったりします。