危機 ジャイアントカープ


ナショナルジオグラフィック式日本語サイト 4月1日(金)12時41分配信

 2003年にトンレサップ川で捕獲された巨大コイを前にポーズを取るカンボジアの漁師。

 サイニャブーリーダムの建設業者は、「魚道」を設けて魚の回遊ルートを妨げないようにすると約束している。

 しかし、非営利の環境・人権保護団体「インターナショナル・リバーズ」のエミ・トランデム氏は、多様な種が存在するメコン川の淡水魚類すべてを安全に通過させる水産技術は今のところ存在しないと指摘する。

「現時点では、あらゆる事実から見て、魚道はメコン川では機能しないと思われる。魚の個体数がたいへん多い上、多種多様な魚類が対象となるからだ」とトランデム氏は懸念を述べている。

(Photograph by Andy Eames AP)

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 2003年にトンレサップ川で捕獲された巨大コイを前にポーズを取るカンボジアの漁師。サイニャブーリーダムの建設業者は、「魚道」を設けて魚の回遊ルートを妨げないようにすると約束している。しかし、非営利の環境・人権保護団体「インターナショナル・リバーズ」のエミ・トランデム氏は、多様な種が存在するメコン川の淡水魚類すべてを安全に通過させる水産技術は今のところ存在しないと指摘する。

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パーカーホとご対面
Photograph courtesy Zeb Hogan

カンボジア人の男性がパーカーホと向き合って顔を歪めている。トンレサップ川ではパーカーホの成魚が年に5・+10匹捕獲されているが、この印象的な魚を間近で見ることのできるのは世界中でこの地域ぐらいしかない。


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