釣りガールシリーズ「イクラでいくらでも釣れる!超簡単釣り」


日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 8月12日(金)14時28分配信

管理釣り場のエサ釣りだって釣りなのです

 先輩釣りガールのふくだあかりさんによる釣り教室第3回(第1回はこちら、第2回はこちら)。釣り初心者である生徒の永井さんが、初めて挑戦した管理釣り場でのルアーフィッシングで、見事にニジマスをゲットしたところまでお届けしたわけだが、どうしてもルアー釣りは難しそうに思えてしまう人もいるのではないでしょうか。


 実際にやってみると、基本的な部分さえ押さえれば、難しいことはないのだけれど、管理釣り場とはいえ、魚のご機嫌次第では簡単に釣れない日があるのも事実(そこが面白いところなのですが)。

 そこで、「絶対釣れないと行きたくない!」という人に対してふくださんがお薦めするのは、同じ管理釣り場でも、ルアーではなく、エサを使ったニジマス釣り。

エサ釣りに使うのはリールのない竹の竿。仕掛けも全部セットでレンタルできます ゴルフを始めた人だったら、まずはコースにでる前に、打ちっぱなしでボールを前に飛ばすことの楽しさを覚えるように、釣りを始めたい人は、最初は管理釣り場のエサ釣りでもいいから、魚を釣ることの根本的な魅力を体験することが一番大切と考えるのが、今日の先生であるふくださんの考え方なのである。

「ルアー釣りとは、また違った楽しさがあるんです!」と、ふくださん

エサはイクラで大丈夫!

 エサ釣りというと、ミミズやイモムシみたいなエサを想像し、その時点でもうダメという人が男女共に多いけれど、ここのエサは2種類用意されており、1つはブドウ虫という白いイモムシ。そしてもう1つがイクラなのである。そう、あのお寿司などで食べるイクラだ。

 ふくださんの話だと、ブドウ虫のほうが固いので、魚にとられにくいからお気に入りだが、イクラでも十分釣れるとのこと。イクラだったら、「赤くてプチプチしているから怖い!」というような人以外は、もともと食べ物なので安心して触れるはず(でもエサ用なので食べないでくださいね)。

 釣り初心者の永井さんは、「ブドウ虫も触れないことはないと思いますけど……」と言いつつ、イクラをセレクト。ここで無理をする必要はないのだ。ちなみにルアー釣りのエリアでは、エサ釣りは禁止となっているので、たとえルアーで釣れないからといっても、針にこっそりエサを付けたりしないように。

虫がダメな人は、迷わずイクラを選んでください
イクラは2つか3つ、つぶさないように刺しましょう
ふくださんも別に虫が得意なわけではなく、どちらかというと苦手だそうですが、釣りのエサだと思うと大丈夫らしいですよ

竹竿から伝わるダイレクトな引きが楽しい!

 ニジマスのエサ釣りはとても簡単。針にエサを付けたら、魚のいるところに下ろしてあげるだけ。スッとウキが水中に沈んだら、それが魚の掛かった合図だ。

 竿先を軽くあげて合わせたら、シンプルな竹竿から伝わってくる魚の引きを楽しみつつ、一気に抜き上げてしまおう。

 この日はエサへの反応がすこぶる良く、ルアー釣りとは比べ物にならないペースで、イクラだけにいくらでもニジマスがヒット。携帯の釣りゲーム並みの難易度で釣れまくったのだった。

ルアーを使ったスマートな釣りもいいですが、こういった竹竿のシンプルな釣りも夢中になりますよ
なんだか日本庭園でニシキゴイを釣っているようなロケーションですね もちろんここで釣った魚はすべておいしく食べられる。ニジマスのお持ち帰りは1人30匹までなので、存分に釣りと食事が楽しめるよ。

「魚の引きがダイレクトで面白い!」
「とりあえず魚を釣ってみたいという人には、この釣りが一番ですよ!」 ということで、次回は釣った魚を塩焼きでいただきます。


取材に協力してくれた管理釣り場

FISH・ON! 鹿留

住所 山梨県都留市鹿留1543電話 0554-43-0082
WEB http://www.sisidome.jp/

自然がいっぱいで雰囲気最高の管理釣り場で、ホテルやレストラン、さらにはキャンプ場やテニスコートなども併設されている人気スポット。釣りだけでなく、いろいろなレジャーとの組み合わせが可能。ふくださんの著者はこちら

『ふくだあかりの海釣りは楽しい』

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ふくだあかり 著
大泉書店
1260円

<ふくださんプロフィル>
会社勤めをしているときに釣りと出会い、2008年の1年間で100種類の魚を釣るのを記録したブログ「百目(ヒャクモク)」が人気に。
現在(2011年7月27日)は211目。
女性や子ども、釣りをしたことがない人にも、釣りの楽しさを広めていきたいと活動中。
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ブログ:「百目―ヒャクモク」

玉置豊

ウェブ制作会社、株式会社標本の代表。ライター。
デイリーポータルZ
『玉置豊のゆるゆる釣り部 』
『地球のココロ』
「日刊サイゾー『男のダジャレレシピ』などで原稿執筆中。

個人の意見

 美人は持って生まれた才能のひとつであり、その才能を活かして、次々と新しい才能を開花させることができる。
 
 才能が無くても、他人より努力して能力を補えばいいだけで、別にひがむことはない。