民主代表選 鹿野農水相
民主代表選 鹿野農水相、決断に影響なし 前原氏出馬表明で
産経新聞 8月23日(火)10時0分配信
ただ、前原誠司前外相の出馬表明が自身の決断に影響するかについては「ございません」と否定した。
民主党代表選に出馬予定の主要候補には、ある共通項がある。「肉体派」だ。柔道2段でプロレス通の野田佳彦財務相(54)は、「ドスンパンチ」がキャッチフレーズ。馬淵澄夫前国土交通相(50)はボディービルダーで、胸囲120センチの迫力だ。鳩山由紀夫前首相(64)と菅直人首相(64)と2代続いた理系総理が、政権運営に失敗した民主党。3代目は、理系からマッチョ系への“転換”で、局面打開となるのか。
菅首相の辞任表明を受けて、代表選は事実上始まった。候補者乱立といわれる中、月刊誌に政権構想を発表した野田氏と、積極的にメディア出演する馬淵氏が序盤戦の話題をリードしている。2人に共通するのは「マッチョ系」だ。
ポスト菅の本命と言われる半面、大連立や増税の是非に踏み込み、反発も受けている野田氏は、大の格闘技好き。父親の影響で幼少時からプロレスに親しみ、白黒テレビで力道山の試合に熱中した。故ジャンボ鶴田さんのファンで、野党時代はK-1などの会場にも足を運び、05年には党の格闘技振興議連会長に就任。国会答弁で「(プロレスユニットだった)魔界倶楽部が乱入した」と、格闘技用語を用いるツウでもある。
柔道2段で、キャッチフレーズは02年の代表選立候補以来「ドスン(重みのある)パンチ」。体重約80キロの体を的確に? 表している。
馬淵氏は30年近くボディービルで身体を鍛えている。精神鍛錬の目的もあり、大臣在任中もトレーニングに通った。16日に出演したTBS情報番組では胸囲が120センチと明かし、特定グループに属さない自らを、一匹おおかみならぬ「一匹ゴリラ」と表現。6人(1男5女)の子だくさんという面でも、まさに体力派。野田氏と対照的に、推薦人集めに奔走しているが、同日夜のBSフジ番組では「永田町の常識に挑戦する」とし、執行部主導の代表選早期実施をけん制した。
ほかの候補でも、樽床伸二元国対委員長は中学時代サッカー部で活躍し、国会議員親善サッカーの常連。小沢鋭仁元環境相もテニスやスキーが得意だ。一方、前原誠司前外相は「鉄ちゃん(撮り鉄)」で有名。海江田万里経産相は漢詩に通じ、鹿野道彦農相はヘラブナ釣りが趣味としている。
政権交代後、民主党は東大工学部出身の鳩山氏、東工大出身の菅首相と、2代続けて理系総理が誕生したが、鳩山氏は普天間問題で失脚、菅首相も政権の座を追われる。今回の主要候補で理系出身は馬淵氏(横浜国大工学部)だけ。志半ばで沈んだ2人の理系総理という流れを変え、3代目は初のマッチョ系へと“政権交代”するのか。それとも、理系、肉体派以外のドンデン返しが起きるのか。【中山知子】
個人の意見
ビッシビシ行って欲しいものです。