社員が釣り具など1.5億円を転売


産経新聞 9月15日(木)14時19分配信
 アウトドア用品や釣り道具などのインターネット販売を展開する「ナチュラム・イーコマース」大阪市住之江区)の男性社員が、約1億4500万円分の在庫商品を勝手に転売し、利益を着服していたことが14日、会社関係者などへの取材でわかった。ナ社側はこの社員を懲戒解雇するとともに、刑事告訴を視野に大阪府警に相談している。

 ナ社は、ジャスダック上場の持ち株会社ミネルヴァ・ホールディングス」(同)の完全子会社で、平成22年1月期の売上高は約65億円。

 ミ社によると、元社員は平成18年1月から今年7月の間、ナ社の在庫商品を盗んで社外に転売。商品管理システムを不正に操作して在庫データを改竄(かいざん)するなどの隠蔽工作を行い、約5年半にわたって発覚を逃れていたという。

 今年8月、別の社員が不自然な入出庫に気づき不正が発覚。ミ社が調査委員会を設置して詳しい経緯を調べている。

 ミ社は「非常に巧妙な手口だったので、長い間、見破れなかった。業績への大きな影響はないが、再発防止に努めたい」としている。

個人の意見

>男性社員が、約1億4500万円分の在庫商品を勝手に転売
>平成22年1月期の売上高は約65億円。
>業績への大きな影響はない