「山」に続け「釣りガール」 女子会ツアーで神奈川県の観光資源開発

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産経新聞 10月20日(木)14時9分配信


 山ガールの次は釣りガール!? 若い女性のアウトドアブームと男性抜きの女子会人気に乗って、釣りや山歩きを体験する横浜駅発のバス旅行「週末アウトドア女子会ツアーin開成&足柄」が女性限定で実施される。知られざる観光資源を発掘する県の神奈川版観光ツアー企画・開発事業のひとつ。神奈川県観光課は「女性の市場を開拓するきっかけになれば」と期待している。

 ツアーは横浜市中心部で働く女性がターゲット。釣りガールと山ガールの2コースを、いずれも29日と11月3日の両日実施する。企画した日本旅行横浜支店の担当者は「20代から30代の女性で山や川へ行く人が増え、山の次は釣りがはやるといわれています。これから始めたい人向けに手軽に参加できるコースにしました。特に釣りは教えてくれる人が欠かせません」と話す。

 釣りガールはブームになることが予測され、山ガールの登場で登山用ウエアなどが売れたように業界活性化が期待されている。ただ、道具や釣り方などの知識が必要なため、慣れた人に教わる機会がなければ始めにくいようだ。

 釣り大会の女性参加者に記念品を配るなど女性愛好者を増やそうとしている平塚市は「目に見えてというほどではないが、増えている。初心者向けの講習も検討している」(商業観光課)。釣りガールコースで訪れる「開成水辺フォレストスプリングス」(開成町)はトイレなどの設備が整った管理釣り場で、約1年前から女性が増え始めた。まだ客の1割弱だが、1人で楽しむ30~40代女性が目立つという。

 釣りガールは、釣り番組などで活躍中のフィッシングナビケーター、永浜いりあさんの指導で“釣りデビュー”。ミミズなどを触るのが苦手な女子のハードルともいえる餌はルアー(疑似餌)を使う。魚さばき講習も受ける。

 山ガールは「足柄森林公園丸太の森」(南足柄市)でハイキングやクラフト、ダッチオーブン(鉄製深鍋)を使ったアウトドアクッキングなどを体験する。

 県の事業でこれまでに企画した温泉街巡りや茶摘み体験などの参加者は50~60歳代が中心で、対象を若い女性に絞ったのは初めて。県観光課は「ニーズを探り、従来のグルメ、買い物からアウトドアなど新たな分野に拡大したい」と話している。

 旅行代金はいずれも6800円。問い合わせは日本旅行横浜支店(電)045・641・9604。


個人の意見


>20代から30代の女性で山や川へ行く人が増え、山の次は釣りがはやるといわれています

 ちょっと前に「魚釣りだけじゃつらいから、BBQやバドミントンができる釣り場を紹介して欲しい」って相談を受けました。