ポール・ディアノ

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BARKS 4月8日(日)23時11分配信



ディアノの1984年に行われた幻のロンドン・ライヴ映像が4月25日に日本初リリースとなる。そう、初期アイアン・メイデンのシンガー、ポール・ディアノが結成した、あのディアノだ。


アイアン・メイデンの初期2作『鋼鉄の処女』(1980年)『キラーズ』(1981年)に参加、N.W.O.B.H.M.(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュヘヴィ・メタル)を代表するヴォーカリストのひとりとして君臨するポール・ディアノは、アイアン・メイデン脱退後はバトルゾーンやキラーズを率いて活動、2010年10月には日本のUNITEDと合体しての来日公演も行うなど、衰えない活躍を見せている。今回リリースされるのは、そんな彼が1980年代に短期間率いたバンド、ディアノでの1984年10月19日、ロンドン・カムデン・パレスでの幻のライヴである。

パンキッシュな荒っぽさのあるメタル・ヴォーカルとして支持されるポールゆえ、在籍してきたバンドもゴリゴリのヘヴィネスを前面に押し出したものが多かったが、ディアノは大胆にシンセをフィーチュアしたポップかつメロディアスな異色のアプローチだった。唯一のアルバム『ディアノ』(1984年)からの「フレイミング・ハーツ」「ハートユーザー」などは、後期 N.W.O.B.H.M.の隠れた名曲として、時代を超えてマニアから支持されてきた作品のひとつ。

本ライヴでは、アルバムからの楽曲に加えて、2枚目のアルバム用に書かれた新曲「スピリチュアル・ガイダンス」、そしてアニマルズ「悲しき願い」、キンクス「ユー・リアリー・ゴット・ミー」のカヴァーを披露している。あえてメイデン時代の楽曲を封印しているのは、ひとえに彼の反骨精神を物語るところだろう。

ディアノは翌1985年、早くも解散となる。本作に収められたライヴは、短命に終わったバンドの幻のライヴを収めた、貴重なドキュメントなのだ。

『処女航海:ライヴ・フロム・ロンドン1984
VQBD-10083 2,980円(税込)
トールケース仕様
映像:本編 約59分 / 4:3
音声:LPCMステレオ
1.Razor Edge
2.The Runner
3.Here To Stay
4.Lady Heartbreak
5.Spiritual Guidance
6.Heartuser
7.Tales Of The Unexpected
8.Road Rat
9.Don't Let Me Be Misunderstood
10.Bright Lights
11.Antigua
12.Flaming Hearts
13.You Really Got Me

個人の意見

 無茶苦茶な人生を歩んでいる男だが、嫌いになれない。