和歌山県が釣りガール誘客事業


紀伊民報 5月17日(木)17時2分配信
 和歌山県は、釣りを楽しむ女性「釣りガール」を都市部からすさみ町に誘客する事業を秋から始める。モニターツアーやイカ釣り大会に、女性が楽しめる内容を盛り込む。釣りを趣味にしている県西牟婁振興局の職員が企画、立案した。県内を訪れる釣り客が減少傾向にある中で、釣りをきっかけに、すさみ町の観光資源をPRしていく。

 振興局などによると、都市部では釣りを楽しむ女性が多い。釣り具メーカーも女性向けの商品開発に力を入れている。関東地方には、トイレや更衣室、売店を設けて女性が釣りをしやすい環境を整備している場所もあるという。こうした現状に、県が目を付けた。

 秋から始める事業に向け、振興局は4月、すさみ町や町観光協会、和歌山南漁協すさみ支所などで実行委員会を発足させた。釣り場が多いという町の特色を観光に生かしていくことを目的にしている。

 モニターツアーは9、10月ごろを予定。大阪などで参加者を30人ほど募り、バスで来てもらう。釣り以外にも、イノブタのソーセージ作りを体験してもらったり、温泉に入ってもらったりする。地元の食材を使った料理も楽しんでもらう。1泊2日の行程。

 イカ釣り大会は女性限定で、11月下旬を予定している。釣果を競うだけでなく、イカを使った料理のレシピやファッションのコンテストを開くことも検討している。いずれも調整の段階で、すさみ町周参見で釣りをすることは決まっている。

 企画、立案したのは、西牟婁振興局地域振興部の鈴木誠さん(39)。月に3、4回は釣りを楽しんでいる。以前から「女性が増えてきた」という実感があったという。県の政策コンペに応募し、昨年12月には仁坂吉伸知事に自らプレゼンテーション。事業化が決まった。県は本年度の当初予算に203万円を計上している。ツアーの参加者から意見を募り、来年度以降の事業化につなげたいという。

 事業には、町など地元も期待している。実行委で委員長を務める町観光協会の朝本紀夫会長(69)は「ブームだったころに比べて釣り客は減ってきているので、ありがたい取り組み。満足して帰ってもらえるよう、みんなで内容を考えていきたい」と話している。

 町や県によると、ここ数年、町内を訪れる釣り客は2万1千~2万3千人で、ほぼ横ばいだが、県全体で見ると減少傾向。2010年は約86万人だったが、11年は72万人にまで減った。マリンレジャーの多様化が背景にあるのではないか、と県はみている。

個人の意見

 和歌山県といえば、HERA-1 全国ヘラブナ釣り選手権大会ですね。
第10回HERA-1グランプリ


>振興局などによると、都市部では釣りを楽しむ女性が多い。
>釣り具メーカーも女性向けの商品開発に力を入れている。
>関東地方には、トイレや更衣室、売店を設けて女性が釣りをしやすい環境を整備している場所もあるという。
>こうした現状に、県が目を付けた

 10年前から同県内で「HERA-1 全国ヘラブナ釣り選手権大会」は開催されています。
県が釣りに目を着けた(着眼した)のであれば、今年のイベント内容が楽しみですね。