「人食いバクテリア」


2012年5月16日(水)
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 アメリカで24歳の女子大学院生が、いわゆる「人食いバクテリア」に感染し、左足を切断した上に、一時心臓が停止するなど、重体となっています。元気だったはずの女性を襲った突然の悲劇に、地元ではショックが広がっています。

 「今月1日、エイミーさんは、この川で遊んでいた時に誤って転落し、左のふくらはぎを22針縫う大けがをしました。そしてその際、人食いバクテリアとも呼ばれる細菌に感染したのです」(記者)

 エイミーさんの左足は感染後、細胞が死に始め、3日後に切断。お腹の一部も壊死し、一時心臓が停止するなど、瞬く間に深刻な状態になったのです。感染したのは、エロモナス・ハイドロフィラ。水辺にはどこにでもいて、飲んでも下痢程度で治まりますが、深い傷口に感染した場合、極めて強い力を持つことが、まれにあるといいます。

 「24~48時間以内に極めて深刻な症状を引き起こします。菌自体は日本にもいますし、世界中のどこにもいます」(専門家)

 15日には通っている大学がエイミーさんのために献血を募り、大勢の人が集まりました。

 「とてもショックでした。どうしてエイミーにこんなことが・・・って、みんな言っています」(エイミーさんの友人)

 エイミーさんは今後、さらに指を失う可能性が高いとみられていますが、家族や友人らは一刻も早い回復を祈っています。(16日10:54)


個人の意見

>感染したのは、エロモナス・ハイドロフィラ。

 どうやら国内にも普通にいるバクテリアで、日常では存在感がないのに、深手を負ったとき感染されるとこうした症状となってしまうとか。

 エロモナスって響きで思い出したのは・・・。


毎日新聞 5月3日(木)15時58分配信
 県は2日、鳥取市の湖山池で約2000匹のフナ(約710キロ)が大量死していたと発表した。フナ以外の魚の死亡は確認されておらず、フナに特有の疾病の可能性が高いと見られるという。
 4月下旬ごろから同池周辺で死んだフナが目立つようになり、同月28日に県と鳥取市が現地確認。原因菌の遺伝子検査に着手したが、2年前に同池でフナが大量死した際に原因になった「運動性エロモナス症」の病原菌は検出されなかった。1日に同市や県の職員約40人がフナを回収し、焼却処分したところ、2日現在、新たな死魚は見つかっていないという。原因が判明していないことなどから、当面は池周辺を県職員らがパトロールする。
 湖山池は先月、高塩分化を目指し、海とつながる水門を開放しているが、水質の環境モニタリングを継続的に実施していることや、フナだけが死んでいることなどから、県は高塩分化が原因ではないと判断している。【田中将隆】