ワタカ
毎日新聞 6月28日(木)15時22分配信
彦根市尾末町の彦根旧港湾で27日、繁茂した水草を除去するため彦根市立城東小の5年生45人と、米原市立坂田小の4年生76人が水草を食べる魚のワタカの稚魚約2000匹を放流した。
旧港湾は幅25~30メートルの運河が約1・5キロ続き、琵琶湖に注ぐ。かっては琵琶湖巡りの観光船が発着したが、新彦根港の完成で約30年前から不用になり、一面に外来種のオオカナダモなどが繁茂。市民や観光客から「汚い」と苦情が出るため、県や彦根市が定期的に刈り取りを行っている。
両小の児童は、県の施設見学に合わせて稚魚の放流に協力した。琵琶湖栽培漁業センター(草津市)から運ばれた体長3~5センチの稚魚を20~30匹ずつ入れたバケツを受け取った児童は、「水草をたくさん食べてね」と話しかけながら水中に放流。坂田小の宮副翠さん(9)と北村はづきさん(9)は「初めて稚魚の放流をしたけど、元気に泳ぎだしたのでとても楽しくワクワクしました」と稚魚を見送っていた。
ワタカはコイ科の琵琶湖固有種。県の担当者によると、旧港湾でワタカをかごに入れて調べた実験で水草の除去に効果があることが確認されているという。26日にも県職員らが4万8000匹を放流している。【松井圀夫】
旧港湾は幅25~30メートルの運河が約1・5キロ続き、琵琶湖に注ぐ。かっては琵琶湖巡りの観光船が発着したが、新彦根港の完成で約30年前から不用になり、一面に外来種のオオカナダモなどが繁茂。市民や観光客から「汚い」と苦情が出るため、県や彦根市が定期的に刈り取りを行っている。
両小の児童は、県の施設見学に合わせて稚魚の放流に協力した。琵琶湖栽培漁業センター(草津市)から運ばれた体長3~5センチの稚魚を20~30匹ずつ入れたバケツを受け取った児童は、「水草をたくさん食べてね」と話しかけながら水中に放流。坂田小の宮副翠さん(9)と北村はづきさん(9)は「初めて稚魚の放流をしたけど、元気に泳ぎだしたのでとても楽しくワクワクしました」と稚魚を見送っていた。
ワタカはコイ科の琵琶湖固有種。県の担当者によると、旧港湾でワタカをかごに入れて調べた実験で水草の除去に効果があることが確認されているという。26日にも県職員らが4万8000匹を放流している。【松井圀夫】
6月28日朝刊
個人の意見
所変われば品変わるじゃないけれど、関東のヘラブナ釣り場ではワタカは大繁殖していて嫌われもの。
>ワタカはコイ科の琵琶湖固有種。(中略)水草の除去に効果がある
ワタカが増えだした時期と、魚礁や産卵床になっていた藻が少なくなった時期が、重なっている気がする。
関東の池沼では、あれだけ魚群となって回遊しているのに。
そういう現状把握をするために、外来魚だけでなく、影響のあるものを隅々まで調査してリストアップすべきだ。
最早、国内の生態系を壊す要因は、外国から来たかどうかという単純な話じゃない。
そういう現状把握をするために、外来魚だけでなく、影響のあるものを隅々まで調査してリストアップすべきだ。
最早、国内の生態系を壊す要因は、外国から来たかどうかという単純な話じゃない。