ホンモロコのおにぎり

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京都新聞 11月19日(火)11時49分配信


 琵琶湖固有種「ホンモロコ」のおいしさを伝えようと、龍谷大(大津市)の学生有志4人が、ホンモロコを具材にしたおにぎりの商品化に取り組んでいる。甘辛いあめ煮を使った試作品は学生らに好評で「将来的にはコンビニでの販売につなげたい」と話している。
 ホンモロコは、京都や滋賀の料亭などで親しまれてきたが、近年は出荷量が減少し、養殖業の担い手不足などが課題になっている。
 論文執筆のため、水田のホンモロコ養殖を調査していた国際文化学部2年の米田直樹さん(20)がこの現状を知り、市場の活性化で生産者を盛り上げようと、コンビニで多く消費され、具材の応用性が高いおにぎりづくりを発案。8月に友人3人とともに「おにぎり開発委員会」を発足させ、ホンモロコを養殖する草津市の生産組合と協力しながら開発を進めてきた。
 試作品の具材は、ホンモロコをしょうゆやみりん、水あめなどで甘辛く煮たあめ煮。メンバーはすべて男性ながら、調理担当の理工学部3年川崎啓司さん(21)を中心に食感の悪い尻尾を取り除いたり、煮汁を減らして風味を保つなど改良を重ねた。大津市の瀬田キャンパスで行った学生向けの試食会では好評を博した。国際文化学部2年の今井志保さん(20)は「初めて食べたけど、臭みも全然なくておいしかった」と話した。
 2014年度には地域のフリーマーケットなどで販売し、データを取りながら15年度以降、企業に売り込み、コラボ商品としてコンビニでの販売を目指すという。米田さんは「若い人が食べる魚は海の魚がほとんど。こんなにおいしい淡水魚があることを知ってほしい」と話している。

最終更新:11月20日(水)9時29分




産経新聞 11月9日(土)7時55分配信

 琵琶湖固有種の淡水魚「ホンモロコ」の知名度を上げようと、龍谷大・瀬田キャンパス(大津市)の学生4人が、ホンモロコを具材にしたおにぎりの開発に取り組んでいる。学生向けに8日、試食会を開き、「おいしい」と好評価を得た。来年度には商品化し、フリーマーケットなどで販売する予定。将来は「コンビニとのコラボも」と夢を描いている。

 関西の料亭で高級食材として扱われるホンモロコは、後継者不足などから養殖業の担い手が減り、漁獲量は年々減少している。論文執筆のためホンモロコを調査していた国際文化学部2年の米田直樹さん(20)は「学生の力で需要を拡大させたい」と、ホンモロコを使ったおにぎりの商品化を企画。友人3人を引き込んで今年8月、「龍谷大学おにぎり開発委員会」を発足させた。

 メンバーらは、養殖業者でつくる草津ホンモロコ生産組合と交渉し、材料の仕入れ先を確保。具材は、ホンモロコを酒やみりん、水あめなどにつけ込んで煮たアメ煮とし、メンバーらが何度も米田さんの部屋に集まり、深夜まで試行錯誤を重ねて味付けを決めた。

 試食会に参加した学生たちは「あっさりしておいしい」「商品化されたら買ってみたい」など評判は上々。今後は、生産者らに試食してもらい、意見を聞くなどして改良を加えながら価格を決める。来年度には大津市内で開かれるフリーマーケットなどで販売する予定。「いずれは、コンビニ業者と連携したコラボ商品にしたい」という。

 おにぎりが好物という米田さんは「味には自信がある」と胸を張り、「平成27年度に開設が予定されている農学部の学生に活動を引き継いでもらい、近畿大のマグロならぬ『龍大ホンモロコ』としてアピールできる存在に育ててほしい」と期待している。



個人の意見

>こんなにおいしい淡水魚があることを知ってほしい

 東日本ではザッコ全般に言えることなんだけれど、ハラワタの扱いが分かんないんだよね。
基本はワタを取ると身から旨味が外へ出て、味がやせるのでそのまんまなのかも知れないけれど、それまでの処理が悪かったり産地がよくないと、予想以上の苦みや臭みになってしまう。
 初めて食べたのが苦くて臭い魚だったら、川魚は不味いと思ってしまうだろうね。