淡路市・大田池で「かいぼり」

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産経新聞 10月9日(木)7時55分配信

 ため池の水を抜いて掃除する「かいぼり」が8日、淡路市釜口の大田池で始まった。農業、漁業関係者など約60人が参加し、約10年にわたってたまった泥を掃除した。作業は9日も行われる。

 「かいぼり」は泥を除くことでため池の貯水量を確保し、漏水被害の点検や水質浄化などの役割を果たしている。また、泥水を川から海へ流すことで、窒素やリンなどが海の生き物の栄養となる。昔は定期的に実施されていたが、農家の高齢化などで行われなくなり、海の栄養分が少なくなってノリの色落ちなどの影響も出るようになった。

 このため、漁業、農業関係者らが協力して平成20年から東浦地区で「かいぼり」を始め、21年には「淡路東浦ため池・里海交流保全協議会」を設立。現在は年2カ所を目標に作業を続けている。

 この日は周囲約400メートルの大田池で作業を実施。事前に底近くまで水を抜いており、参加者は残った水に追い込まれたフナやコイ、ウナギなどを網で捕獲。一方、「底樋(そこひ)」と呼ばれる池の栓を抜き、泥水を水路に流していった。

 同協議会の谷正昭会長(65)は「かいぼりは、豊かな海を守り、ため池の保全にもつながる。今後も定期的に続けたい」と話した。

個人の意見

 釣り池も、これができたら様々な、釣果にもいい効果をもたらす気がします。
しかし費用や、魚へのダメージを考えると、万が一の不安(一歩間違ったら最悪は廃業)が禁じ得ず、現実的には無理でしょうね~。