今のカルチャー・クラブ「Karma Chamelion」


「Karma Chamelion」

 サビで突っ込んでくるダンサーの勢いが、バンドの老い・・・いや追い越していて凄い(演奏の振りだけで、まったく押さえていない、叩いていない、そしてボーイ・ジョージ氏も声が出ない)。


 親日バンドとして知られ、プロモーション・ビデオのなかで「文化倶楽部」という筆字が登場した記憶があります。
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 キッス(KISS)がビジュアル系バンドの元祖と言われているけれど(そうであろうとは思うけれど)、いわゆる「ビジュアル系」でイメージする中性的なイメージの元祖は、こっちじゃないかな~。

 そして1986年、人気絶頂時にフロントのボーイ・ジョージ氏が、薬物の不法所持で逮捕。
これによってバンドが解散して、ボーイ氏は酒と薬物によってだらしなく太り、2度目の薬物所持逮捕。
 音楽活動に戻るチャンスがありながら2007年4月、出会い系サイトで知り合ったノルウェー人男性(当時28歳)を自宅監禁したとして、誘拐容疑で逮捕。

 そして刑期を終えたらしく、その後に肉体的にもシェイプして復活。
やせて見える様になのか、輪郭を縁取る冗談みたいなシャドーを入れたメイクをしていた時期もあったけれど、いまは比較的マトモ。声がまったく出ておらず伴奏に合わないのは、若いときでもハスキーボイスだったのが、さらに不摂生を重ねたことと、避けられない老いによる影響だろうか。


「自分の音楽活動の原点、魂のありかに戻ってみたんだ。それは僕にとって、とても大切な旅だった。」
ボーイ・ジョージ

 どうもチャンスに恵まれている人間には、何度もチャンスが訪れるらしい。
 Yahoo!ニュースを見ても、芸能人による薬物、刑事事件は頻繁に報道されており、これが原因で芸能界を干されている人も数知れず。

 しかし元々、強運があって一流の芸能人になれたのだから、その運気を取り戻せば、ボーイ・ジョージ氏(Dead or Aliveピート・バーンズ=Pete Burns=氏も復活しましたね)のように復活できるかも知れない。