ハタキ確認「トッツアン新堀」

 スノヤワラと接続する「ザコ川」は低水位で揚水待ちだが、同じ流れの「トッツアン新堀」は十分な水深があった。これは水位が保たれている、というより浚渫(しゅんせつ)が行われたことで最深部1本半もの水位が確保されたと言うべきだろう。

イメージ 1


 浚渫時に掘られた土と一緒に土手へ盛られた「ヤッカラ根」の山が、延々と続く。

イメージ 2


 ハタキ音が至るところで聞かれて、コイの赤黒い尾ビレが見える。
 その昔、コイは梅雨入り前くらいにハタくものだったが、外来種のコイと掛け合わせたと囁かれる「淡水のブタ」ゴイの放流によって寒ゴイ釣りが簡単になった頃から、ずいぶん早期にハタくようになった気がする。

 12尺振りきりで対岸の“残りヤッカラ”に届き、そのタチは1本。
ウキのバランスを確認していたら、空バリなのにウキがブレる。
 エサを打つと泡づけが出て、イトズレにうっかり手が出ると、何かがノロノロ走ってバレた。
それから60~40cmのコイが十数本食ってきて、そして大バリ使いのせいで出ていたカラツンの正体である手の平大のギンブナもスレる。

 ウキが動いてしまうと長居しがちで、いつかはヘラブナになるだろうと日没までサオを出してしまった。

 このハタキ、すべてがコイの仕業だとは思えないのだが・・・。