広島・中区の魚大量死:上流の工事が原因


2月11日17時2分配信 毎日新聞

 中区国府市場の農業用水路で1月21日、天然記念物「アユモドキ」(ドジョウ科)を含む淡水魚約600匹が死んだ原因は、約500メートル上流の岡山市の水路工事で使われた生コンクリートからアルカリ性の高い水が染み出ていたためとみられることが10日分かった。
 市の発表によると、発見直後に行った水質調査で通常(7・9pH)よりアルカリ性が高いpH9・2を検出。その影響を受け、えらから出血した魚も確認された。魚からは感染性疾患が見つかっていないことなどから、水路工事が原因と判断した。
 アユモドキ生息地で工事を行う場合、文化財保護法に基づく文化庁の許可が必要となる。今回は市教委と工事業者が事前協議していたが、5匹が死亡した。市教委は3月末までに、アユモドキ生息地での工事の注意点や緊急時の連絡態勢をまとめた保存活用指針を作成する。【椋田佳代】

2月11日朝刊

個人の意見

 以上、外来魚に関係のない大量死問題でした。