「日本の水をきれいにする会」の事業に廃止判定


5月25日0時32分配信 フジテレビ
事業仕分け3日目の24日は、1,365万円で受注した報告書などが俎上(そじょう)に載せられた。
「公益」をうたう事業のずさんさに、傍聴人からはやじの嵐が飛んだ。
仕分け人の蓮舫議員は、「常勤役員が1人、常勤職員が1人、たった2人の法人なんですが、その2人で日本中の水のサケとかアユの産卵場を、生態観測・調査・整理をしている。本当ですか」と話した。
全国の川で、魚などの繁殖調査を行う「日本の水をきれいにする会」。
事業仕分け第2弾後半戦で明らかになったのは、その法人名とは裏腹な不透明な実態だった。
蓮舫議員が取り上げたのは、環境省から1,365万円で受注された魚の産卵場所などの報告書だった。
蓮舫議員は、「例えば吉野川、コイは管理エリア内の随所で産卵している。これ、ヒアリングしないでも、わかるんじゃないですか」とただした。
説明人は「今、おっしゃったのは、非常に特殊なところを、そういうふうに述べられていますけれども...」と語った。
それを遮り、蓮舫議員は「すみません、すみません。利根川ニジマスは産卵していない。これ、鬼怒川、コイ・フナは管理エリアの全域で産卵している。もっといきますか」、「阿武隈川、コイが産卵しているが、範囲が広すぎて場所は特定できない。もっと読みましょうか」と話した。
笑いとやじが入り交じる仕分け会場で下された判定は「廃止」で、傍聴席から拍手が巻き起こる廃止判定となった。
日本の水をきれいにする会側は、「まあ、こんな結果になるとは、思っていませんでしたね。なぜ、拍手されたか、まったくわかりません」と話した。
政権浮揚を懸け、幕を開けた事業仕分けも25日、ついに千秋楽を迎える。

個人の意見

>「まあ、こんな結果になるとは、思っていませんでしたね。なぜ、拍手されたか、まったくわかりません」

 そうでしょうね。笑われるとも、思わなかったでしょう。
とても、恥ずかしい。