三春ARTS&CRAFTS

三春発アート集結! アーティストの作品を展示 福島

8月18日6時12分配信 河北新報
 福島県三春町とゆかりの深いアーティストの作品を一堂に展示する「三春ARTS&CRAFTS」が21、22の両日、同町のさくら湖自然観察ステーションで初めて開かれる。実行委員長には、同町在住のフランス人陶芸家ダミアン・ボアグリオさん(32)が就任し、「三春の工芸を内外に紹介したい」と張り切っている。

 参加するのは、三春町在住か、何らかの縁がある陶芸家、写真家、画家、職人ら41人。陶芸などに加え、張り子細工や水引細工などの伝統工芸、カエルの形をした文字、ヘラブナ釣り道具といった珍しい作品も出展される。
 陶芸家が実際に会場でろくろを回すほか、板金職人や大工が犬小屋を造る実演も行う。できた作品はオークションで販売するという。
 三春町には多くのアーティストが住んでおり、町の内外に知ってもらうきっかけにしようと、町内のアーティスト数人が企画した。委員長にと白羽の矢を立てたのが、ホームページ(HP)を開設して、英語で三春の工芸を世界に発信していたボアグリオさんだ。
 ボアグリオさんは7年前に来日し、英語助手の職を紹介されたことがきっかけで三春に移住。町の小学校で英語を教える傍ら、同町の陶芸家日下部正和さんの元に通い、陶芸を始めた。日下部さんをはじめ、同町の陶芸家や画家、写真家らをHPで紹介している。
 「三春には面白い人がたくさんいる。2年前からフェスティバルをやりたいと思っていた」とボアグリオさん。「いろんな人に興味を持ってもらい、『自分もやりたい』と思ってもらえればうれしい」と言う。
 ボアグリオさんが実行委員長を務めることについて、同町在住の陶芸家渡辺安里さんは「彼は折り紙とか、日本人が当たり前と思うものにも興味がある。彼の基準で選んだ参加者も多く、展示会としての幅が広がった」と話す。

個人の意見

 福島出身の有名ウキ師を、急に思い出しました。