釣り船業者、集団で申告漏れ
「釣り人に大変人気のある南紀の串本ですが、その釣り人を運ぶ船が今回、『税務調査』の対象となりました」(記者)
去年10月から今年3月にかけて、釣り船や渡船など、およそ40の業者が調査を受けたということです。
「(Q.客の数をごまかした?)そうやね。(Q.過少申告とか?)そりゃ、ある程度・・・。全部出す(報告する)人はいない。心持ち残したやつを全部いかれた」(釣り船業者)
国税局の狙いは、過少申告でした。手口はこうです。例えば釣り船に5人乗っていたとしても3人と数を少なく申告したり、釣りの前後に宿に泊まった客の数も少なく申告していたケースがあったということです。調査の結果、過去5年間におよそ3億円の申告漏れを指摘されたということです。
「大きいところで500万円くらい(追徴課税)いかれたというところもある」(釣り船業者)
大阪国税局はこれらの業者に重加算税などを含め、5000万円を超える追徴課税をした模様で、ほとんどの業者が修正申告に応じているということです。その内偵調査の手法とは・・・。
地元の漁業協同組合は、「税の意識が薄かったことは確かで、今後は納税義務を説明していきたい」とコメントしています。(20日17:35)
最終更新:10月21日(木)12時27分
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