釣り船業者、集団で申告漏れ


TBS系(JNN) 10月20日(水)18時46分配信
 本州最南端、和歌山県串本町。近海を流れる黒潮が豊かな海の幸をもたらすこの町に、今回、税務調査が入りました。

 「釣り人に大変人気のある南紀の串本ですが、その釣り人を運ぶ船が今回、『税務調査』の対象となりました」(記者)

 去年10月から今年3月にかけて、釣り船や渡船など、およそ40の業者が調査を受けたということです。

 「(Q.客の数をごまかした?)そうやね。(Q.過少申告とか?)そりゃ、ある程度・・・。全部出す(報告する)人はいない。心持ち残したやつを全部いかれた」(釣り船業者)

 国税局の狙いは、過少申告でした。手口はこうです。例えば釣り船に5人乗っていたとしても3人と数を少なく申告したり、釣りの前後に宿に泊まった客の数も少なく申告していたケースがあったということです。調査の結果、過去5年間におよそ3億円の申告漏れを指摘されたということです。

 「大きいところで500万円くらい(追徴課税)いかれたというところもある」(釣り船業者)

 大阪国税局はこれらの業者に重加算税などを含め、5000万円を超える追徴課税をした模様で、ほとんどの業者が修正申告に応じているということです。その内偵調査の手法とは・・・。

 「あの灯台あるやろ。釣り人のふりをして(客を)数えたりとか」
 「串本中のイカダ釣り、カセ釣り。税務署の職員が乗っている。潜入捜査みたいな」(業者)

 地元の漁業協同組合は、「税の意識が薄かったことは確かで、今後は納税義務を説明していきたい」とコメントしています。(20日17:35)

最終更新:10月21日(木)12時27分

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個人の意見

>「あの灯台あるやろ。釣り人のふりをして(客を)数えたりとか」
>「串本中のイカダ釣り、カセ釣り。税務署の職員が乗っている。潜入捜査みたいな」(業者)

 釣り堀の入釣者数とかも、潜入調査しているのでしょうか。
なんだか、この人たちは釣り場に来ても、釣りの獲物が違いますね。