“未確認生物”ブーム


夕刊フジ 12月28日(火)16時57分配信

 お魚タレント「さかなクン」らが、約70年前に絶滅したとされていた「クニマス」を発見。これに刺激され、ツチノコなど未確認生物を追う各地の探検隊が興奮している。「地球上にはわれわれが見たことのない生物もきっといるはず」と、世紀の発見を目指して大真面目なのだ。


 存在が確認されていない生物の総称「未確認生物(UMA)」。海外ではネッシーやビッグフット、イエティなどが有名で、日本ではツチノコがその筆頭格。広義では絶滅したとされるニホンオオカミニホンアシカも含まれるという。

 ただ、日本のツチノコにしても過去、何度も探検隊が捜索したが、いまだに見つかっていない。

 それだけに、クニマスの絵を描く参考にするため、山梨県・西湖からヒメマスを取り寄せ、その中に特徴の違う魚(クニマス)を発見したさかなクンの快挙は、全国各地の探検隊の大きな発奮材料になったようだ。

 「さかなクンの魚に対する情熱は、われわれのツチノコに対する情熱と同じ。『見た』という仲間もいますし、何としても見つけたい」

 こう話すのは、新潟県糸魚川市の住民らでつくる「つちのこ探検隊」隊員の清水文男さん(64)。同隊はツチノコ捕獲に1億円の賞金をかけて活動中で大規模な探検を計画している。

 2007年にニホンオオカミの歯を発見した、群馬県の有志グループ「ひねもす探検隊」の高尾寛之隊長(37)も、さかなクンを絶賛。「知識と探求心がなければ大発見には至らない」と隊員への教育にも熱が入る。

 同隊は現在、発見が難しいとされる「タカチホヘビ」の調査活動を実施。今後は絶滅した花をリストアップし、別地域で咲いていないか、調査活動を行いたいとしている。

 一気に盛り上がる珍獣ブーム。第2のさかなクンは生まれるか-。

個人の意見

きたか、UMAの真剣ブーム。