「釣りガール」へヒット狙え 大津のルアーメーカー大阪に専門店

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京都新聞 10月20日(木)9時9分配信

 山登りを楽しむ「山ガール」に続き、釣りを趣味にする女性の「釣りガール」市場が元気づいている。大津市のルアーメーカー「ジャッカル」は街着にもなるおしゃれなウエア専門店を大阪市に開設。大手釣り具メーカーも女性向け商品を強化し、ブームの広がりを期待している。
 ジャッカル初の直営店「フィッシュロリック」は、若者でにぎわう大阪市西区南堀江に7月オープンした。店内に並ぶ色鮮やかなダウンジャケットやグラフィック模様のレギンスなどは釣り用に見えないが、基本として防水や撥水(はっすい)、紫外線カットなどの機能を備える。「アウトドアのブランドから釣りにも適した商品を選んでいる」(同店)といい、スタイルにもこだわる女性に街着とのコーディネートも提案する。
 来店客の中心は20~40代の女性。興味があっても二の足を踏んでいた人が多いといい、週末に釣りイベントも開催し、おしゃれ提案とともに一歩を踏み出すきっかけ作りを工夫する。ジャッカルの加藤誠司会長は「1年ほど前から釣りをする女性が増えてきた。アウトドアそのものが一般に定着してきており、釣りもしっかり根付いてほしい」と話す。
 大手釣り用品メーカーのグローブライド(東京都)は昨年から女性用ウエアを強化。ピンクや水玉など色や柄の種類を増やした。今春発売した白を基調にしたロッド(釣りざお)は、従来は安っぽく見えると敬遠されていた色だが、すでに完売して追加生産に入っているという。
 日本生産性本部(東京都)の調査では、国内釣り人口は1983年の2070万人をピークに昨年は940万人に半減した。メーカー総出荷量が右肩下がりとなる中、女性市場は「全体からみるとまだ小さい」(グローブライド)ものの、新たな需要として業界の期待は大きい。日本釣用品工業会は「見本市を一般開放し、魚を釣り上げる感覚を楽しんでもらうなど、ファン取り込みの策を練っている」としている。

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日本生産性本部(東京都)の調査では、国内釣り人口は1983年の2070万人をピークに昨年は940万人に半減した。メーカー総出荷量が右肩下がりとなる中、女性市場は「全体からみるとまだ小さい」(グローブライド)ものの、新たな需要として業界の期待は大きい。


 83年がピークだったのか。