国が11月を「伝統的工芸品月間」


紀伊民報 10月29日(火)16時51分配信

 伝統的工芸品の全国イベントが11月1日から、和歌山県内では初めて、和歌山市民会館などで開かれる。4日まで。3月に経済産業省から伝統的工芸品に指定された「紀州へら竿(ざお)」(橋本市九度山町)など、県内の工芸品を広くPRする。

 国が11月を「伝統的工芸品月間」とし、毎年場所を替えて開いている。経済産業省、県伝統的工芸品月間推進協議会などが主催。

 今回は「紀州へら竿」、すでに国指定「伝統的工芸品」になっている「紀州漆器」「紀州箪笥(たんす)」のほか、田辺市本宮町の「皆地笠(がさ)」、那智勝浦町の「那智黒硯(すずり)」、新宮市の「野鍛冶刃物」など知事指定の「郷土伝統工芸品」も全国にPRする。

 1日午後1時半から「第30回伝統的工芸品月間国民会議全国大会」が和歌山市民会館で開かれる。全国の産地関係者や伝統工芸士ら約600人が出席し、功労者を表彰。3時50分からは伝統工芸品の発展を考えるシンポジウムがある。登壇者は伝統的工芸品産業振興協会専務理事の酒井正明さん、日本伝統工芸士会会長の田畑喜八さん、洋画家の城戸真亜子さん、仁坂吉伸知事ら。

 「全国伝統的工芸品フェスタ」もあり、旧海南市立第一中学校で全国の工芸品を作る体験や展示即売、海南市江の川端通りで「第25回紀州漆器まつり」、紀州へら竿の産地を巡ったり、ヘラブナ釣りを楽しんだりする体験会もある。事前申し込みが必要な催しもある。

 問い合わせは県企業振興課(073・441・2841)へ。

最終更新:10月29日(火)16時51分

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