浦安の三番瀬干潟、沈んだ可能性 大潮の干潮時も現れず
地元の環境保護グループ・三番瀬を大切にする会の上野菊良さん(59)らによると、三番瀬の通称「日の出干潟」はこの時期、護岸に沿って三日月状に海上に姿を現す。最大干潮時には幅約200メートル、沖合に約200メートル、面積は4ヘクタールほどにのぼる。
だが、20日とともに今月もっとも潮位が低い19日午前11時40分になっても、護岸沿いに幅1.5メートル程度の干潟が帯状に現れただけ。この日は東京の潮位が、潮位表基準面からマイナス9センチになる予定だったが、低気圧の影響で海面が上がった。それを差し引いても、毎年潮干狩りに来ている近くの田中剛一さん(45)は「いつもなら沖合に見える干潟の島も見えない。(干潟が)30~50センチは沈んだんじゃないか」と首をかしげた。
市は干潟で生態系を観察できる環境学習施設を来年度オープンに向けて作る予定だった。様子を見に来た松崎秀樹市長は「本当に異変が起きたのか調べないと分からないが、この状態では学習施設は意味がなくなってしまう」と懸念を示した。
長年三番瀬を観察している上野さんは、震災翌日の3月12日、海の色が真っ黒になっているのに気づいた。「地盤が沈んだか、砂が流れたかは分からないが、何かの変動が起きた。生態系や地質の調査を早く行わなければいけない」
個人の意見
ケーブルテレビ 市の行政情報番組で、上記の様子を見ました。
同所に限らず、淡・海ともに水辺の変化があったように想像します。