国指定の天然記念物でもあるコイ科の小型淡水魚、ミヤコタナゴ。
保全に力を入れる
観音崎自然博物館(
横須賀市鴨居)が韓国の研究者と交流を続けている。タナゴは韓国でも保護対象で、今月から
保全に向けて本格的に研究協力を進める検討に入った。
ミヤコタナゴは体長5センチ程度の日本固有種で、東日本の川やため池などに生息している。きれいな水にすむ淡水
二枚貝に産卵するため水質の指標にもなるが、開発のために数が減っていた。
観音崎自然博物館では
保全に力を入れ、現在数万匹を飼育している。
韓国でもタナゴは希少種で、
保全を続ける国立水産科学院の研究者が、
観音崎自然博物館を定期的に訪問して飼育法を学んでいる。
今後、研究機関同士が協力態勢をつくることで、効果的な保存法を探る。
観音崎自然博物館の石鍋寿寛館長は「放置したら韓国でも絶滅しかねない魚。
保全のための手助けができれば」と話している。
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